ロジクールのマウス G600tに興味があって、ネットで調べていると、G600rとかG600とかいう機種がでてくるけど、どう違うの?同じもの?
G600tを注文したはずなのに、届いた商品の箱にはG600と書いてあるにゃ。どういうことにゃ?
結論:G600、G600r、G600tは性能、形状、重さとも同じものと思っていただいて大丈夫です。詳しく説明しますね。
たしかにロジクールのマウスG600シリーズには、G600、G600r、G600tといろいろあってややこしいですね。
G600tが現行のモデル(2021年7月時点)で、G600、G600rは販売が終了となった過去のモデルです。
今(2021年7月時点)、G600シリーズの中で、新品を購入する場合の選択肢はほぼG600tのみとなります。
G600、G600rは、もうメーカーでは製造されていないので、市場ではほとんど中古品しか取引されていません。(1世代前のG600rだと新品の在庫が残っている場合もあるようですが、もう製造されていない希少なものになるので、現行のG600tよりもはるかに高額で販売されていたりします。)
下の製品は並行輸入品のものです。製品自体は同じものですが、国内正規品より安くなっていることもあります。↓
この記事では、G600シリーズ(G600、G600r、G600t)の違い・比較について説明していきます。
合わせて、G600シリーズのライバル機種ともいえるRazer社のNagaシリーズとの比較についても簡単に触れておきます。
比較内容ではなく、G600t(G600シリーズ)のスペック、開封画像、メリット、デメリット、特徴、おすすめする人・しない人などの詳細について知りたい人は以下の記事を参照ください。↓
Logicool マウス G600シリーズ、各モデルの共通点と違いは?
G600シリーズ(G600、G600r、G600t)の共通点、異なる点について見ていきましょう。
G600、G600r、G600tの共通点
まず、上の画像を見てください。
G600シリーズの初代G600から現行のG600tまで3モデルを並べてみました。
G600tのみ最近(2021年6月下旬頃か)ロゴが「Logicool」から「G」に変わったため、画像が2枚になっています。
ロジクールの公式ページを見てもロゴが「Logicool」のものと「G」のものが混在しています(2021年7月12日時点)。
画像を比べていただいてもわかるとおり、G600シリーズは、外観については初代G600から現行のG600tまで、ロゴの変化以外は変わっていないということがわかります。
(撮影時の光の当たり方などのため、若干、色合いに差があるようにも見えるかもしれません。)
また、スペックは3モデルとも下表のとおりで差異はありません。
型番 | G600、G600r、G600t |
---|---|
重量 | 133g(ケーブル除く) (※1) |
寸法 | 長さ118mm×幅75mm×高さ41mm |
DPI | 200-8200dpi(50刻み) |
レポートレート | 125/250/500/1000 |
接続 | 有線 |
ボタン | 20個(シフトボタンと併用で32個相当) |
ボタン耐久性 | 2000万回 |
ケーブル | 網組ケーブル →2021年6月頃(?)からケーブル素材がゴムへと変更 |
※1)AmazonのG600tの商品詳細ページにある、商品重量0.27キログラムというのは製品箱も含めての重さです。
G600、G600r、G600tの異なる点
次に3モデルで異なる点を下表にまとめました。
型番 | G600 | G600r | G600t |
---|---|---|---|
発売日 | 2012年7月 | 2013年4月 | 2016年4月 |
ブランド | G-Series | Logicool G | Logicool G |
対応OS | WindowsVista、Windows7、 Windows8 (※1) | WindowsVista、 Windows7、 Windows8 (※2) | Windows7以降、 MacOS10.11以降、 ChromeOS (※3) |
備考 | 製品箱の変更と型番にrを付けたのみ。 製品箱の表面の表記は「G600」。 | 製品箱はまた変更されたが、 箱の表面の表記は「G600」となっている。 |
※1)yodobashi.comの商品ページより。
※2)製品箱の左側面の記載より。ただし、Mac OS X 10.6.x 以降なら対応しているというユーザーの投稿あり。
※3)logocoolの公式ページより
異なっている点といってもブランド名や対応OS、製品箱ぐらいなものです。
2013年4月に、ロジクール社のゲーム用デバイスのブランド名が「G-Series」から「Logicool G」に変更されました。
この時、G600を含む6つのゲーム用デバイスの型番に「r」が付けられ、新しい製品箱で「Logicool G」ブランドの商品として販売されました。
個人的な推測ですが、G600rとG600tは、ほぼ名前が変更されただけのリネーム商法というやつではないかな~と思っています。
G600→G600rの時は新ブランド発足に伴うリネーム、G600r→G600tの時は、発売から3年たったので、そろそろ…という感じのリネームといったところではないかと。
(ロジクール社に限らず、発売から時間が経過し価格が下落してきた商品に対して、名前(と一部のデザインなど)をちょっと変更して「新商品ですよ~」という形で販売しなおすことは、ままあることです。)
数字で表記されるスペック的には3モデルとも変化はないのですが、G600tになってケーブルやスイッチ、ホイールの質感が変わったという口コミがあります。(逆に「同じだ」、という口コミもあったりします。)
G600シリーズを購入したい場合は……
G600、G600r、G600tの3モデルで異なる点は、ブランド名や対応OS、製品箱、ロゴぐらいなもので、性能、仕様は同じものです。
Amazonの商品詳細ページを見ても、次のように記載があります。
AmazonのG600rの商品詳細ページより引用 | 製品G600とG600rは同じ仕様ですが、型番G600rの製品は新規発売のものになります |
AmazonのG600tの商品詳細ページより引用 | ※G600tは、G600のパッケージのみが異なる製品となります。製品自体は、G600と同じものです。 |
同じ仕様の製品なので、新品でG600シリーズを購入したい場合は、素直に現行モデルであるG600tを購入するのがよいでしょう。(1世代前のG600rだと新品の在庫が残っている場合もあるようですが、もう製造されていない希少なものになるので、現行のG600tよりも高額で販売されていたりします。)
G600tはボタンが20個(シフトボタン併用で32個相当)もあり、ショートカットキーやマクロを登録でき作業効率が大幅アップする大変便利なマウスです!
G600tのレビュー記事はこちら以下になります。↓
下の製品は並行輸入品のものです。製品自体は同じものですが、国内正規品より安くなっていることもあります。↓
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Amazonプライムは下の記事で詳細を解説↓
Logicool G600シリーズのライバル、Razer Nagaシリーズとの比較
前章までで見てきたとおり、ロジクールのG600シリーズを購入しようと思ったら、G600、G600r、G600tの違いが気になるところですが、Razer社のマウスNagaシリーズと比較される方も多いようです。
Razer社のNagaシリーズは、Logicool社のG600シリーズよりも先に「左サイド12個ボタン」を実装したマウスです。
初代Razer Nagaが発売されたのが2009年8月です。(初代Logicool G600が発売されたのは2012年7月。G600はNagaに対抗して開発されたモデルのようです。初代G600発売時は、「Nagaキラー」などと一部では言われました。)
Razer NagaシリーズとLogicool G600シリーズは、ともに左サイドに12個ボタンを持つマウスとして、下のようにモデルチェンジを重ね、またよく比較されてきました。
- Logicool G600シリーズは……G600→G600r→G600tとモデルチェンジしてきました。
- Razer Nagaシリーズは……Naga→(Naga Epic)→Naga 2012→Naga 2014→Naga Chroma→Naga Trinity→
Naga Pro→(Naga X)と多くのモデルチェンジ、バリエーション展開を行っています。
この章ではRazer Nagaシリーズの現行モデルであるNaga ProとNaga Xを、Logicool G600tと簡単に比較しておきます。
Naga ProとG600tの違いは?
Razer Naga Proは、Nagaシリーズの現行・最強モデルです。(2021年7月時点)
<Naga Proの方が優れている点>
- なんと、左サイドのプレートを、用途に合わせてボタン数が12個、6個、2個の3種類から選んで装着できる!!
- 有線、無線の両方に対応。(G600tは有線のみ。)
<G600tの方が優れている点>
- シフトボタンがあるので、ボタンの数は32個相当となり、Nagaより多い。
- 価格が安い。(2021年7月13日Amazon価格でNagaProは約18,400円。G600tは約7,400円。)
Naga XとG600tの違いは?
Naga XはNaga Proの廉価版、軽量版ともいえるモデルです。
有線接続のみで、ホイールのチルト機能はありません。また左サイドのプレートを交換することもできません。
<Naga Xの方が優れている点>
- 軽い。左12個ボタンマウスなのに85g(G600tは133g)。
<G600tの方が優れている点>
- シフトボタンがあるので、ボタンの数は32個相当となる。
- ホイールにチルト機能がある。
まとめ | ロジクール マウス G600シリーズとRazer Nagaシリーズ
左サイドに12個のボタンを持つロジクールG600シリーズとRazer Nagaシリーズについて見てきました。
個人的なおすすめは、G600tになります。
ただG600t、Naga Pro、Naga Xともに特徴、個性があります。
Logicool、Razerともに世界的に有名なPCデバイスメーカーの大手です。
また、G600シリーズ、Razer Nagaシリーズともに10年以上に渡って販売され続けている人気シリーズです。
3種の中なら、どれを選んでも間違いはないでしょう。価格や、マウスに求めるもの、メーカーやブランドの好みなどで選んでいけばいいでしょう。
ジオの意見ですが、迷って決められないのなら、コスパ、登録できるボタンの多さから、Logicool G600tにしておけばいいと思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
下の製品は並行輸入品のものです。製品自体は同じものですが、国内正規品より安くなっていることもあります。↓
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