この度、ソースネクスト社よりAI通訳機「ポケトークS」をお借りする機会がありました。
じっくりと使用させていただいたうえでこのレビュー記事を作成しました。
「ポケトーク」シリーズは、ポケットに入るサイズの小型の通訳機・翻訳機です。
同シリーズは音声翻訳機の販売金額シェアでは97%以上のシェアを占め、ANA、日本交通公社、JR東日本を初めとして交通機関、小売、飲食、サービス、旅行、宿泊施設、教育機関、医療機関、自治体など 様々な業種の、3,000社以上の企業様に導入されている音声翻訳機の代名詞ともいえるツールです。
2021年3月には総務省にも採用されています。
ソースネクスト社について、ポケトークについて
ソースネクスト社について
「ポケトーク」シリーズを販売しているソースネクスト株式会社について簡単に説明しておきます。
「販売会社については興味がないのではやくポケトークの説明を早くしてくれ」という方は、この項目は飛ばしてください。
ソースネクスト株式会社は、PCソフト・スマートフォンアプリ・ハードウェアの販売、開発を行っている日本の会社です。
ソースネクストという会社名は知らないという人でも、下の表にあげた製品は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
有名どころの商品に絞って下表に記載しておきます。
主なハードウェア | ポケトーク(双方向のAI翻訳機) ポケトークmimi(AIボイス筆談機) オートメモ(自動でテキスト化できるボイスレコーダー) モレキュル(空気洗浄機) |
主なソフトウェア、アプリ | ZEROセキュリティ(ウィルス対策ソフト) 筆まめ、筆王(ハガキ作成ソフト) Evernote(WEB上の情報等をクラウド上に保存できるソフト) Dropbox(文書、写真、動画ファイル等をクラウド上に保存できるソフト) |
ハガキ作成ソフトの「筆まめ」やオンライン上にデータを保管しておくソフト「Evernote」「Dropbox」を使ったことがあるという人も多いのではないでしょうか?
ポケトークについて
「ポケトーク」はソースネクスト社が開発、販売しているという小型のAI翻訳機です。
日本語→外国語だけではなく、外国語→日本語にも翻訳できる双方向の小型の翻訳機です。
明石家さんまのCMでも有名、TVや雑誌でも紹介され大ヒット商品となりました。
ポケトークは下の表のようにいくつもの種類があります。
簡単にいうと……
- ポケトークW、ポケトークS、ポケトークSplusは翻訳機(通訳機)
- ポケトークmimiコンパクト、ポケトークmimiタブレットは筆談機
……になります。
機種名 | 特徴 | 大きさ | 色 | 価格(公式サイト) |
ポケトークW | エントリーモデル | 幅:約59.8mm 厚み:約15.8mm 高さ:約110mm 重量:約100g 画面:2.4インチ 解像度:320×240px | ホワイト ブラック ゴールド レッド ローズゴールド | 9,900円 |
ポケトークS | ハイエンドモデル | 幅:約53.8mm 厚み:約11.5mm 高さ:約91.6mm 重量:約75g 画面:2.8インチ 解像度:640×480px | ホワイト ブラック ゴールド レッド ローズゴールド メタルグレー メタルグリーン | 32,780円 |
ポケトークSplus | 大画面ハイエンドモデル | 幅:約65mm 厚み:約11mm 高さ:約123mm 重量:約125g 画面:3.97インチ 解像度:800×480px | ホワイト | 34,980円 |
ポケトークmimiコンパクト | 話している言葉をその場ですぐに文字に変換して画面に表示してくれる筆談機。 | 約123×65×11mm 約128g 画面:3.97インチ | 白 | 19,800円 |
ポケトークmimiタブレット (旧タブレットmimi) | ポケトークmimiを大型のタブレットサイズにしたもの | 約129.5×230.8×10.45mm 重量:433g 画面:8インチ | 白 | 19,800円 |
ポケトークS 開封 外観
それでは、ポケトークSを開封していきましょう。
ポケトークSの製品箱です。
製品箱を裏側から見たところです。
製品箱を開け、同梱物を取り出したところです。
ポケトークS本体と、充電用プラグ、コードです。
ポケトークS本体と、充電用プラグ、コードを取り出しました。↓
ポケトークS、使用中の様子です。↓
ポケトークSの特徴
ポケトークSの特徴をまとめてみました。
- コンパクトなサイズ。通訳・翻訳に絞った性能で簡単な操作できる。
- オンライン上の翻訳エンジンを使用。常に最新の翻訳精度。
- カメラで撮影した文字を翻訳できる。
- 会話(英語、中国語)レッスン機能。
- 単位変換機能。
ポケトークS | 実際に使ってみた
実際に、音声翻訳、カメラ翻訳の機能を使ってみました。
日本語→英語
日本語を読み上げて翻訳機能を試してみました。優秀ですね。
ただ、方言についてはやや弱いような気がします。下は関西弁でしゃべってみたのですが、日本語認識も思ったようにはなりません。
まあ、日本には無数の方言もあるし仕方ないかな、という気もします。
ポケトークに話すときは標準語で話しましょう!
英語→日本語
YouTube上の米国の動画で、かの有名な「ゲティスバーグの演説」がアップされていたので、英語→日本語の翻訳精度を確認してみたものです。
英文は問題なく読み取れ、日本語への翻訳も問題ないですね。
カメラ翻訳機能
外国語で書かれた文字を瞬時にポケトークのカメラで撮影して瞬時に日本語に翻訳することができます。
例えば……レストランのメニューをカメラで撮影してみました。↓
↓
ボタン一つで文字を認識して、外国語→日本語に変換してくれます。
↓
さらに該当する枠をタップすると下のような表示になり、▶ボタンをタップすると音声で読み上げてくれます。
翻訳精度も申し分ないですね。
google翻訳などとの違いは? なぜポケトークを使うのか
今では、Google翻訳などスマホで使えて無料で通訳・翻訳ができるソフトウェアもあるでしょ?
わざわざ、別にお金を出して別に通訳機を買わなくてもいいんじゃない?
これはもっともな意見ですね。
ポケトークを使うメリットとして次のような項目があります。
- 人混みでも人の声が認識しやすいノイズキャンセル機能搭載の内蔵デュアルマイク
- 騒がしい場所でも使える内蔵ダイナミックスピーカー
- バッテリーの持ち時間が長い
- 起動が速い
- 操作が簡単
- スマートフォンを他人に利用させる心理的負担がない
スマホはいろいろな機能がありますが、アプリがたくさん入っていて翻訳のアプリがどこにあるのか、どうやって操作するのかわからなくなることもあるでしょう。
こと、通訳・翻訳機能に限定するなら、ポケトークのような専用機の方がボタン一つでOKなので手軽で簡単ですね。
また、スマホには個人情報がたくさん含まれているので仲の良い友人でも貸すのには躊躇する人も多いでしょう。「スマホを他人には貸したくない」という人でも、ポケトークなら安心でしょう。
まとめ | ポケトークS
ポケトークSには次のような特徴がありました。
- コンパクトなサイズ、通訳・翻訳に絞った簡単な操作方法。
- オンライン上の翻訳エンジンを使用。常に最新の翻訳精度。
- カメラで撮影した文字を翻訳できる
- 会話(英語、中国語)レッスン機能
- 単位変換機能
海外に行かれる際や、コンパクトで簡単操作できる翻訳機をお求めの方にはオススメです。
ポケトークSは下の公式サイトやAmazonなどから購入することができます。
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