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ロジクールの多ボタンマウス・全モデル 特徴をかんたん解説【一目で分かる】

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次のように思われている人も多いのではないでしょうか?

ある女性

ショートカットやコマンドをマウスに登録するため多ボタンマウスを探しているの。
どうせ買うのなら大手メーカーのものがいいな。ロジクールとか。

ある男性

ただ、ロジクールの多ボタンマウスっといってもたくさんあるよ。

ある女性

そうなのよ。どのマウスがどういった特徴のあるものか、知りたいんだけど。
ただ、詳細なレビュー記事や公式ページとかだと、たくさん書いてありすぎてよくわからなくなるから、一言、二言ぐらいで簡単に特徴を説明してほしいのね。

ジオ

……わ、わかりました。たしかにロジクールのマウス、種類がたくさんあってわからなくなりますよね。
「細かいことは気にするな」の精神で、どのようなマウスかパッとわかるように大きな特徴にしぼって説明していきます。

この記事でわかること

ロジクールの多ボタンマウス(2021年7月時点で公式サイトに掲載されているもの)全てを、ごく簡単に特徴を説明していきます。(トラックボールや古い型のモデルは除いています。)

 「多ボタンマウス」とは

ボタンがいくつ以上から「多ボタンマウス」になるという明確な定義はありません。

ただ、通常のマウス(会社で支給されるようなパソコン付属のもの)では、左右クリック+中央のホイールで3ボタンです。
また、先の3ボタンに合わせて左サイドに2つのボタンを備えているものも多いですね。ここまでは一般的なボタンの数といえるでしょう。

この記事では<通常の3ボタン+サイド2ボタン>よりもボタン数の多いマウス(つまり6ボタン以上)を「多ボタンマウス」として取り扱うことにします。

目次(クリック or タップできます)

ロジクール 多ボタンマウスの特徴をかんたん解説

ロジクール、Logicool
ロジクールのロゴ

まず、ロジクールのマウスの型番について簡単に説明します。

ロジクールのマウスは、例えば、M590とかMX Master3とかG502HEROのように表記されています。頭文字の意味は下のとおり。

  • G=ゲーミングモデルです。(マウス以外でも、キーボードでもヘッドホンでもゲーミングモデルはGが付きます)
  • M=一般のマウス(Mouseの頭文字のM)のシリーズです。
  • MX=一般のマウスのハイエンドモデルです。

アルファベットのGやMの後に続く数字は、基本的には数字が大きくなるほど価格も高く上級なモデルになっていると考えてもらってOKです。(ただし、発売された時期の関係で必ずしもそうでない場合もあります。)

それでは各モデルの特徴について簡単に説明していきます。

G300Sr

ロジクール  G300Sr
Logicool G300Sr
ロジクール  G300Sr
Logicool G300Sr

9ボタン。

価格が約2,000円ほどなので、多ボタンマウス・ゲーミングマウスの入門用として試しに購入してみてもいいかも。
2,000円ちょっとで大手ロジクールの9ボタン・ゲーミングマウスが手に入ります!!

G402

8ボタン。

G502の下位バージョンのようなもの。
G502と同じようなコンセプトで、センサー性能は最高クラスでなくてもよい、ホイールのチルト機能はいらない、という人はより安価なG402でよいかも。

G502HERO、G502WL

ロジクール G502
Logicool  G502
ロジクール G502
Logicool  G502

11ボタン。

高速スクロール。チルトホイール。
多ボタンマウスの中で最も汎用性が高い(と思う)。だから売れる。世界一売れているゲーミングマウス。
ボタンは11個とちょうどよい数。センサーは最高性能のHEROセンサー
デスクワークはもちろん、ゲームではFPSでもMMOでも十分高性能ぶりを発揮する(が特化したマウスには負ける場合も)。
有線版(G502HERO)と無線版(G502WL)があり。

高速スクロールとは

左右クリックボタンの間にあるスクロールホイール。これを回すことによって、画面を上下にスクロールさせることができます。
ただ、通常のスクロールホイールはコリコリと少しづつしか回りません。これでは、長い記事のような場合、一番最後までスクロールさせると時間がかかってしまいます。
「高速スクロール」可能なホイールの場合、ハンドスピナーのように、いっきにギュイーーーンと高速回転させることもできます。そしてあっという間に、記事の一番最後まで到達します。

有線版↓

ワイヤレス版↓

G600t

ロジクール G600t
Logicool G600t
ロジクール G600t
Logicool G600t

左サイドだけで12ボタン。全部で20ボタン。さらにシフトボタン併用で32ボタン相当。
「ボタンの多さ」という点に特化したマウス。

とにかくたくさんのコマンド、ショートカットを登録したいという人向き。
ゲームでは特にMMORPG(FF14など)向き。
ただ、重い、動かしにくいと感じる人も。

G604

左サイドに6ボタンで、全部で15ボタン。G600tの次にボタンが多い。

ワイヤレス。高速スクロール。チルトホイール。
センサーはG600tを遥かに上回る最高性能(HEROセンサー)。独特の形状が合うという人にはよい選択かも。

G903h

11ボタン。

ワイヤレス。高速スクロール。チルトホイール。最高性能のセンサー(HEROセンサー)。
ロジクールのゲーミングマウス・Gシリーズのハイエンドという位置づけ。

M500s 

7ボタン。

高速ホイール。有線。
手のひらで包む部分が曲がった形状の大きめのデザイン。形状が合う人にはよいマウスかも。

ジオ

ELECOM社のマウスにはこのような曲がった形状のものは結構あるのですが、ロジクールのマウスでは珍しいですね。

M546

7ボタン。

ワイヤレス(電池式)。チルトホイール。
G302Srよりボタンは2つ少ないが、形状やボタン配置はクセがなく一般的。
G302Srには無い特徴としてワイヤレス、チルトホイールがあげられる。
G302Srと並んで2000円ちょっとで買える格安コスパ抜群の多ボタンマウス。

M585

7ボタン。

ワイヤレス(電池式)。
M590と同性能、同形状だが静音性は無い(通常のクリック音)。
Logicool FlowFlow)対応で、異なる2台のデバイス間でシームレスにデータやファイルをやりとりできる。

LogicoolFlow(Flow)とは

Logicool Flow(Flow)とは、「複数のPC間で、あたかも一つのPCのようにマウスが行き来でき、ファイルのやりとりができる技術」になります。
パソコンA(Mac OS)とパソコンB(Windows)があったとして、OSが異なるパソコンAとBで、テキストや画像、音声、動画ファイルなどを、1つのPCのようにコピー&ペースト作業が可能になります。

M590

7ボタン。

ワイヤレス。電池式。サイレントマウス(クリック音がとても静か)。 Logicool FlowFlow)対応
M585と性能、形状ともに同じ(一部カラーが異なる)。M585のクリック音を静かにしたモデル。

ジオ

M585やM590は、「本当はMX Anywhere3にしたいんだけど、高すぎる」という人が選んでいるケースも多いようです。(同じくLogicool Flow対応かつコンパクトで機能性が高いので)

M705m

7ボタン。

ワイヤレスで電池式。
最大3年の長電池寿命高速スクロールのホイールが2大特徴。
愛称「マラソンマウス」。

ある女性

長距離走のように電池が長持ちすることからマラソンマウスと名づけられたみたいね。

M720r

8ボタン+ジェスチャー機能。

「異なるPC(3台まで)をボタン一つで切り替えて使用する機能(Eazy-Switch機能)」と「異なるPC間(3台まで)をシームレスに使用できる機能(Logicool Flow)」を持っていることが最大の特徴。

ワイヤレス(最大2年の電池寿命)。高速スクロール。
ジェスチャー機能に5つのショートカット等を登録できるので実質8+5=13ボタン相当。
愛称「トライアスロンマウス」。

ジオ

Eazy-Switch機能とLogicoolFlow(3台まで)に対応していることから、MXMaster3の廉価版のような位置づけ、と言えるかもしれませんね。

MX Anywhere3

6ボタン+ジェスチャー機能。

ワイヤレス(USB-C充電)。高速ホイール。
MX」はロジクールのマウス(ゲーミングマウスを除く)の最高級シリーズ。質感が高い。
MX Master3とほぼ同等の機能を持ちつつ軽量コンパクトにしたモデル。(MX Master3から左サイドのサムホイールとジェスチャーボタンが削られ小型化されている。)

「異なるPCをボタン一つで切り替え使用できる機能(Eazy-Switch機能)」と「異なるPC間をシームレスに使用できる機能(Logicool Flow)」あり。

「Anywhere」(「どこでも」の意味)の名前どおり持ち運び用としてもOK。

MX Master3

7ボタン+ジェスチャー機能。

ハイエンドモデル。ワイヤレス(USB-C充電)。
高速ホイール。そしてホイールは2個(左右クリックの間の位置にある通常のホイールの他に、左サイドにサムホイールもある)

「異なるPCをボタン一つで切り替え使用できる機能(Eazy-Switch機能)」と「異なるPC間をシームレスに使用できる機能(Logicool Flow)」あり。

ロジクール 多ボタンマウス | 用途目的別にオススメできる機種の例

ロジクール 多ボタンマウス、Logicool ゲーミングマウス
ロジクールの多ボタンマウス

前章で多くのマウスを見てきましたが、いずれもショートカットやコマンドを各ボタンに登録しておくと、様々なデスクワークやゲームプレイで効率化が図れます。

ただ予算と使用目的によって、特に適していると思われるマウスを説明しておきます。

できるだけ安い多ボタンマウスがほしい

G300SrG546がいいでしょう。

両モデルとも2,000円ちょっとで購入できます。それでいて、十分以上の性能を持っています。コスパ抜群です。

G300Srなら9ボタン、本体に3つまでのプロファイルを記憶可能。
G546なら7ボタン、チルトホイール、ワイヤレス(電池)。

両機種ともに多ボタンマウスの入門用としても最適でしょう。

FPS、MMORPGといった種類の異なるゲームからデスクワークまで、一つのマウスで何でも使いたい

この記事で取り上げた多ボタンマウスは、いずれも、ゲームから仕事まで威力を発揮しますが、特に汎用性の高いマウスをあげるとすると…

G402G502HEROG502WLがよいでしょう。

いずれも、会社などで支給されるオーソドックスな5ボタンマウスの形状をベースに無理なく、指を置く位置の周囲にボタンを追加配置しています。
多くの人が違和感なく操作できるクセのない形で、なおかつ「多ボタン」であるというところが、とてもよい点かと。

G502シリーズは世界で一番売れているゲーミングマウスだそうです。

G402はG502の廉価版ともいえるモデルです。

できるだけ安くFlowの機能を使いたい

M585M590がいいでしょう。3,000円前後の価格でLogicoolの神機能「LogicoolFlow(Flow)」が使用できます。

Flowが使用できるモデルは、安い方からM585M590M720rMX Anywhere3MX Master3になります。

MMORPG用に使いたい

MMORPG用としては、まずダントツでG600tがあげられます。シフトボタンと併用で32個に相当するボタンがあります。

次点でG604(15ボタン)、G502(11ボタン)があげられます。

動画編集など、横方向にも頻繁に画面をスクロールさせたい

まずはMX Master3があげられます。

一目でわかるとおり、通常の左右クリックの間にあるホイールとは別に、左サイドにもう一つのホイール(サムホイール)が付いています。このサムホイールを使い、動画編集画面、Excelのシート、ワープロソフトの縦書き画面などを自在に水平スクロールさせることができます。

もう一つが、MX Anywhere3
ホイールは左右クリックの間の一つしか付いていませんが、左サイドにあるボタンを押しながらホイールを回すと水平スクロールとなります。

まとめ| Logicool 多ボタンマウス

ロジクール(Logicool) 多ボタンマウス
ロジクールの多ボタンマウス

マウスはいろいろな分類の仕方があると思いますが、本記事では「ロジクールの多ボタンマウス」について大まかな特徴を見てきました。

表にして、もう一度簡単にまとめてみます↓

機種名Amazon価格(2021/8/6)ボタン数ホイールのチルト機能高速ホイールHEROセンサーFLOWジェスチャー機能ワイヤレス
G300Sr 2,280円9××××××
G402 4,254円8××××××
G502HERO 6,900円11×××
G502WL 13,900円11××
G600t  7,382円32相当×××××
G604 9,900円15××
G903h 16,100円11××
M500S4,365円7××××
M5462,196円7×××
M5852,860円7×××
M5903,150円7×××
M705m3,717円7×××
M720r5,841円8+ジェスチャー×
MX Anywhere39,702円6+ジェスチャー××
MX Master313,365円7+ジェスチャー××
注意)Amazon価格は時期によって変動します。
ジオ

この記事がマウスを選ぶにあたって少しでもお役にたてれば幸いです。

今回は以上になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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