こんにちは。在宅ワークで長時間座り続けでデスクワークをしていて、疲れてしまうことも多いジオ(@Theowork1)です。
この度FLEXISPOT様から電動昇降スタンディングデスク「 E8 Bamboo」を提供していただき、実際に組み立てて使用してみました。
電動昇降スタンディングデスクは、一般の高さが固定されている机とは異なり、ボタン一つで簡単に机の高さを簡単に上げ下げできて立っても座っても使えるタイプの机です。
(電動昇降スタンディングデスクは、電動昇降デスク、電動スタンディングデスクなどと呼ばれることもあります。以降、短く電動昇降デスクで統一します。)
電動昇降デスクがあれば……
- 座り作業と立ち作業を簡単に切り替えることができ、長時間同じ姿勢でいることを防げる。→肩こり・首の痛み・腰痛などを減らし、脳が活性化し、仕事効率アップにつながる。
- 座っている作業だけをみても 1cm(1mm)単位で机の高さを調整できるので、各人に合ったベストの高さに調整できる
……っといったメリットがあります。
また近時注目を集め、Google、Facebook、楽天、アイリスオーヤマなど電動昇降デスクを導入する企業も増えています。
E8 Bambooは、FLEXISPOTの電動昇降デスクの中でもハイエンド(2021年9月末時点)に位置する製品です。
竹天板を採用し、また耐荷重、安定性、安全性、昇降スピード、コントローラーの機能などFLEXISPOTブランドの電動昇降デスクの中でも最も優れています。
本記事では、この E8 Bamboo をしっかりとわかりやすくレビューしていきます!!
FLEXISPOTとは? 同社の昇降デスクにおけるE8 Bambooの位置付けは?
E8 Bambooのレビューの前に、同製品を販売しているブランド「FLEXISPOT」と、同ブランドにおけるE8 Bambooの位置付けについて簡単に説明しておきます。
FLEXISPOTとは? FLEXISPOTで取り扱っている昇降デスクは?
FLEXISPOTとは、Loctek Ergonomic社(現在の本社はアメリカ)の一ブランドになります。特に健康面に配慮した数多くのデスク、イス、モニターアームなどを販売しているブランドです。
FLEXISPOTでは、近時は特に昇降デスクが人気です。
昇降デスクはその昇降する仕組みから手動式昇降デスク、電動式昇降デスクの2つに分かれます。
2つの方式の違いは下表のとおり
特徴 | FLEXISPOTの主な製品 | メリット | デメリット | |
手動式 | ハンドルを手で回すことにより昇降を行う | H2 | 価格が安い | 昇降のたびにハンドルを回すのは面倒 |
電動式 | コントローラーのボタンを押すことで昇降を行う | EG1、E7、E8Bamboo | ボタン一つで机の昇降が可能 | 価格が高い |
また、販売方式で……
- 「脚フレーム」と「天板」が別売り
- 「脚フレーム」と「天板」がセット販売
……に分かれます。
また、「天板」が別売りになっているものは……
- 「天板」もFLEXISPOTで購入してもいいし、
- 「脚フレーム」のみFLEXISPOTで購入。「天板」は別途カナデモノや近くのホームセンターなどで購入してもOKです。
FLEXISPOTにおけるE8 Bambooの位置付け
E8 Bamboo は2021年9月時点で、FLEXISPOTの昇降デスク、電動昇降デスクの中でハイエンドの位置付けになります。
(2021年9月末現在、E8の脚フレームのみの販売はされておらず、竹天板とセットになった商品(E8 Bamboo)のみで販売されています)
E8 Bambooが発売されるまでは、E7がハイエンドの位置付けでした。
E7と比べてE8 Bambooは……
- コントローラにUSB端子が付属、
- 脚柱のデザインが丸くなった
- 昇降時の音がより静かになった
……となっています。(ほとんど変わっていない、とも言えます。)
ただし、E7ではいろいろな種類の天板を選ぶことができます。
なお、価格はE8 Bambooの方が(天板分の価格を除くと)約1万円ほど上がっています。
E7以外にもFLEXISPOTの昇降デスクと比べてみたいところですが、全製品となると膨大な数になるので、人気製品にしぼって下に比較表を作成しました。
機種名 | H2 | EG1 | EF1 | EJ2 | E7 | E8 Bamboo |
昇降方式 | 手動 | 電動 | 電動 | 電動 | 電動 | 電動 |
モーター数 | なし | シングル | シングル | デュアル | デュアル | デュアル |
耐荷重 | 80kg | 70kg | 70kg | 100kg | 125kg | 125kg |
対応天板ザイズ | 幅:120~200cm 奥行:70~80cm 厚み≧2cm | 幅:100~160cm 奥行:50~80cm 厚み≧2cm | 幅:100~160cm 奥行:50~80cm 厚み≧2cm | 幅:120~210cm 奥行:60~80cm 厚み≧2cm | 幅:120~210cm 奥行:60~80cm 厚み≧2cm | 幅:120~200cm 奥行:60~80cm 厚み≧2cm |
昇降範囲 | 72~123cm | 71~121cm | 71~121cm | 69~118cm | 58~123cm | 62~127cm |
昇降スピード | 手の動き次第 | 25mm/s | 25mm/s | 38mm/s | 38mm/s | 38mm/s |
コントローラータイプ | なし (手回し) | 押しボタン | 押しボタン | タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル |
コントローラー機能 | なし | なし(昇降のみ) | メモリ | メモリ、ロック | メモリ、ロック | メモリ、ロック、USBハブ |
障害物検知 | なし | なし | あり | あり | あり | あり |
脚柱の形 | 四角 | 四角 | 四角 | 四角 | 四角 | 丸 |
特徴 | 手動で昇降 | 電動のエントリーモデルとして人気 | EG1に高さのメモリー機能を付けた | ミドルレンジ | 前ハイエンドモデル | ハイエンドモデル(21.9末時点) |
脚フレームのみの公式サイトの価格(注1) | 18,700円 | 25,300円 | 28,600円 | 38,500円 | 51,700円 | 60,500円 (注2) |
※1)2021.10.1時点のもの。
※2)E8 Bamboは脚フレームのみでは販売されていません。天板+脚フレームのセット価格78,100円より竹天板の価格17,600円を引いた金額を記載しました。
FlEXISPOT E8 Bamboo|開封、組み立てにあたっての注意点
さて、それでは開封していきたいと思いますが、その前にいくつか注意点があります。
開封・組み立て作業時の注意点
電動昇降デスクE8 Bambooは非常に重く、また大きさのある製品です。
へたするとケガしたり、室内にキズ付けてしまったりということもありえます。十分に注意して作業を行いましょう。
人手について
できれば2人で作業することをオススメします。
とはいえ、「1人で作業するしかない」というという方もいらっしゃるでしょう。ハイ、私もその一人です。
この記事では以降、私が実際に行った1人作業での工程を記載します。
2人いれば多少は力技でできてしまうことも1人ではそうはいかなくなります。
できるだけ瞬間的なパワーが少なくても済む手順で行いましたので、順番が取り扱い説明書と異なっている箇所もあります。
組み立て作業場所について
運送会社の人は荷物を玄関口までは持ってきてくれます。それから後の組み立て、設置という作業は自分で行うことになります。
非常に重量があるので、できれば机を設置する場所の近くで組み立て作業を行った方がよいと思います。
2階の部屋が設置場所という場合、1階で組み立て終わってからて2階に運ぶというのは非常に困難を伴います。(1人では無理ですね。)
梱包ごとあるいは部品ごとに分けて2階に運んで、2階で組み立て作業を行いましょう。
作業スペースとして、天板が「140cm×70cm」の場合、「140cm×70cm」分×2ぐらいのスペースは開けておきたいところです。
また、通常の机と異なり、電源コンセントの枠を1つ使うので用意しておきましょう。
用意しておくべきもの、あったら便利なもの
- (必須)プラスドライバー
- (必須)インパクトドライバー or ピンバイス or 細めのキリ
- (必須)滑り止め付き軍手
- 製品梱包内の緩衝材や天板の四隅を保護するためのカバー
- カグスベール(人によってはあったら便利かも)
- ② (必須)インパクトドライバーorピンバイスor細めのキリ
ネジ締めする箇所は、ほとんどがあらかじめ穴が開けられています。
ただし、ビーム中央部と天板裏を接合する4箇所について穴が開けられていません。
電動インパクトドライバーがあればこの箇所も簡単にネジ締めできるのですが、 ない場合はピンバイスなどを使って手作業で穴を開けてからネジ締めを行うことになります。
- ④ 製品梱包内の緩衝材や天板の四隅を保護するためのカバー
製品は2つの梱包で届きますが、中には緩衝材やカバーが多く含まれています。
これらの緩衝材やカバーは大量にあるので捨てたくなりがちですが、組み立て終了までは残しておいた方がいいです。
後の「 FlEXISPOT E8 Bamboo|組み立て」の章で詳しく説明しますが、 一部のカバーや緩衝材を付けたまま作業する方が、天板や床を傷付けないからです。
特に、左写真の天板四隅に付けられているカバーは組み立て作業の終盤で逆さに組み立てられた机を手前に起こす際に重宝します。
- ⑤ カグスベール(人によってはあったら便利なもの)
カグスベールとは家具の足に敷くことで家具を動きやすくするものです。
購入したものの私は使わなかったのですが、口コミなどをみていると使用をおすすめしている人も複数います。
FlEXISPOT E8 Bamboo | 開封
それでは、梱包を開封していきます。
開封
E8 Bamboo到着時の状態です。梱包は「脚フレーム」(左側の①)と「天板」(右側の②)の2つに分かれています。
2つの梱包のそれぞれの大きさは下写真の寸法のとおり。
左側が脚フレーム部の梱包。これだけでもとても重いです。34kgを超えています!取り扱いに注意ですね。
右側は天板の梱包。非常に大きいですね。
脚フレーム部と天板の梱包をそれぞれ開けてみました。
天板を開ける場所は、できるだけ机を設置する場所で行うと後々楽です。
同梱物すべて
天板の梱包に入っていたのは竹製の天板のみです。
脚フレーム部の梱包の中には、次のものが入っていました。
- 取扱説明書
- 脚×2
- 昇降支柱×2
- ケーブルカバー×1
- ビーム(コントローラーボックス)×1
- サポートプレート×2
- USBハブ搭載リモコン
- 電源コード
- 各種ネジと六角レンチのパッケージ
FlEXISPOT E8 Bamboo | 組み立て
同梱物を確認したところで組み立てていきましょう!
組み立て
下の組み立て順番は取扱説明書と一部順番が異なります。
作業は2人で行うことをオススメしますが、下の順番は、1人で作業するためにできるだけ少ない力で行うという前提でのものです。
天板の梱包箱を開くと下写真のような形で天板が入っています。開けると裏面が上になる形で入っているはずです。
念のために裏面になっているかどうかを確認しておきましょう。
・シールが貼ってある(下画像の緑の丸マーク)、・四隅にネジ穴が開いてある(下画像の青い矢印)、・またリモコン設置用の穴(下画像の赤い四角)が開けてある……といった特徴があれば裏面です。
この天板の裏面にSTEP2以降で脚柱などの各パーツを取り付けていきます。
あと注意点があります。
一つは、コントローラーを取り付けるための穴(上写真の赤い四角)が奥側になるように天板を置くことです。
理由は、天板の裏に脚柱やビームなどを取り付けて、最後に手前側に机全体を手前側に倒して起こすような流れにするからです。
二つ目は、天板の四隅に付けられている4つのカバー(上写真の青い矢印)や下の白い緩衝材は作業完了まで捨てないということです。
理由はカバーや緩衝材を付けたまま作業する方が、天板や床を傷付けないからです。
あらかじめ開いている穴に、同梱のネジと六角レンチでビームとサポートプレートを取り付けるだけなので簡単……なはずですが、ちょっと苦戦しました。
というのは、ビームを少し浮かせてサポートプレートを付けないと、うまくネジを締められなかったんですね。
そこで、下の画像のように、サポートプレートの下に箱や緩衝材などを敷いて、浮かす形にして、ネジ締めを行うととスムーズにできました。(脚フレームの梱包の中には、小さいダンボールの箱や白い緩衝材がたくさん残っています。私はそれらをすぐ捨てずに作業用に使いました。)
STEP2でサポートプレートを取り付けたビームをひっくり返して天板の上に乗せます。ここから取扱説明書の順番と少し異なります。
( 取扱説明書 では、ビームに脚柱や脚などのパーツを取り付けてから天板裏に乗せてネジ留めするという流れです。ただ、この「ビームに脚などのパーツ類を取り付けた状態」はそれだけで30kgほどの重さになりますので、一人で作業する場合には動かしたり、長さを調整したりといった作業が難しいのです。
よって、「全部まとめてから天板に取り付け」ではなく、「パーツごとに少しづつ天板に取り付け」という方法を採りました。)
天板に乗せた状態で、中央の4つの穴のネジを緩めてビームの長さを調節できるようにします。
左端をネジで固定→ビームの長さを調節して右端を固定→緩めた中央4つのネジを締めなおす、という流れで行きます。(右→左→中央という流れでもOKですが、いずれにせよ、最後に、 緩めた中央4つのネジを締めなおします。)
あと、注意点としては、天板の四隅のカバーは外さずに、ネジ締めが終わったら元通りの四隅の位置に付けています。
STEP3で行った右端と左端はあらかじめ穴が開いているので、ネジ締め作業も楽だったかと思います。
ただ、下の写真にあるビーム中央部の4箇所のネジ締め(赤矢印の4箇所)は穴が開いていないので結構大変です。
ここは、下のようなインパクトドライバーがあれば楽に作業が終わります。
ない場合はピンバイスや細めのキリなどを使い、手作業で穴を開けてから木ネジを締めていくことになり、時間と手間がかかります。
私はインパクトドライバーを持っていなかったので、下のようなピンバイスを使用して手作業で行ったので時間がかかりました。(笑)
ここはあらかじめ開けてあるネジ穴にネジで締めていくだけなので簡単。
ただ、昇降支柱は一番重量があるパーツなので気をつけましょう。
左右ともに取り付けます。
ここもあらかじめ開けてあるネジ穴にネジで締めていくだけなので簡単。
左右の脚柱に付いているモーターからのケーブルを、ビームに収まっているコントローラーボックスに接続。
さらに電源ケーブルも接続。
コントローラーのケーブルもコントローラーボックスに接続
注意点ですが、
この段階では、まだコントローラーはケーブルを接続するのみで、コントローラー本体を天板にネジ締めする作業は行っていません。(あくまで天板裏にテープで仮留めしただけです。私の場合は、コントローラー本体を天板にネジ締めする作業は一番最後に行っています。)
理由は、コントローラー本体は、天板からやや飛び出た形になるので、コントローラーを何かにぶつけてしまった場合、コントローラーと天板の接続部(木ネジで固定してある)が破損する恐れがあるからです。
ケーブルを全てコントローラーボックスに接続したら、ケーブルカバーをはめ込みます。
(ケーブルカバーはネジで固定しているのではなく、スライドしたり取り外すこともできます)
この後、STEP8で、裏返しになっている机を手前に倒すような形で回転させていきますが、写真のように電源コードやコントローラーをテープで天板裏に一時的に留めておくと、作業がやりやすくなります。
STEP7の最後の写真の状態から、まずは下の写真のように手前に90度回転させます。(この時、天板四隅に付けてあるカバーのうち2つを脚の端に付け直してから手前に90度回転させると、床を傷める可能性が減ります。)
天板四隅のカバーのうち2つを外して脚に付けなおしています。(赤丸の箇所です。左右とも付けなおしています。)
理由は、あと1回手前側に90度回転させるのですが、そのときは、左右の脚の赤丸の箇所を支点として回転させます。
そのとき、机の重量が左右の赤丸の箇所に集中するので、床面と脚の保護のためカバーを付けました。
そしてもう1回、手前側に90度回転させます。
細かい作業があと少し残っていますが、ほぼほぼ完成です。
電源コードをコンセントに指します。あとはコントローラーの上下ボタン(左側の△▽マーク)をタッチするだけで昇降できます。
上(△)ボタンを押して、机を高くしておくと、コントローラーの取付作業がやりやすくなります。
天板の左右に取付用の穴が開いているので、左右どちらかの位置に木ネジで締めて固定します。
組み立て作業終了です。 お疲れさまでした。
外観
組み立て終了したところで外観を見ていきましょう。こんな感じです↓
私が提供いただいたのは、上の写真のとおり脚フレームの色がホワイトのものでしたが、ブラックのものは下の写真のようになります。
FlEXISPOT E8 Bamboo | のメリット・デメリット
FlEXISPOT E8 Bamboo のメリット(特徴やポイント)、デメリット(気になる点)を整理してみました。
デメリット・気になる点
- 重く組立作業が大変
- 価格が高い
- 天板下の引き出しがない
- デスク周りに設置するものには気をつける必要がある
- ① 重く組立作業が大変
梱包やパーツなど重いものが多いです。注意が必要です。(ただ、この重いパーツがデスク全体の安定性につながっているのですが。)
組み立ては2人で作業するのがよいと思いますが、1人で作業する場合には工夫が必要です。
私は1人で組み立て作業を行いましたが、注意点は先に記載した「 FlEXISPOT E8 Bamboo|開封、組み立てにあたっての注意点 」に、組み立て手順については「 FlEXISPOT E8 Bamboo | 組み立て 」に記載しましたのでよければ参照してください。
- ② 価格が高い
E8 Bambooは公式サイトの価格は78,100円(脚と天板セットの価格)となっています。これを高いとみるかリーズナブルであるとみるかは人それぞれです。
同じぐらい天板の広さの(昇降式でない)固定式オフィスデスクなら2万円前後で購入できます。
またFLEXISPOTの電動昇降デスクでも、例えばエントリーモデルといえるEG1なら約30,000円 (脚と天板セットのAmazon価格)とE8 Bambooの半分以下の価格で購入できてしまいます。
ただし、 E8 Bambooは、デュアルモーター、耐荷重、昇降スピード、安定性、障害物検知機能、高さロック機能、メモリー機能、USB端子付き…と、ほぼあらゆる点でFLEXISPOTの電動昇降デスクの中でも最高性能です。
その性能を考えるとリーズナブルな価格と考えます。
できるだけ安く電動昇降デスクを導入したいという方へオススメのモデル「EG1+天板のセット」↓
- ③ 天板下の引き出しがない
これは個人的な好みかもしれません。私が今まで自宅で使用していたデスクは、昇降式ではない固定式のデスクでしたが、天板の下に2つの引き出しが付いていました。
会社で使用しているデスクも引き出し付きのものでしたので、ちょっとしたものを引き出し内に入れておくという収納方法にすっかり慣れてしまいました。
E8 Bambooにもできれば、天板下に引き出しが欲しかったなぁ、というのが本音のところです。ただ、後付の引き出しはいろいろな種類のものがネットでも売られているので、ボチボチ探してみます。
- ④ デスク周りに設置するものには気を使う必要がある
例えば、デスクのその周りの壁に、棚を設置しておくとします。
その時、デスクの高さを上げると、デスクがその棚に当たってしまうかもしれません。
障害物検知機能が働いてデスクの動きが止まってくれればいいですが、障害物検知機能がオフになっていたり、感度が低く設定されていたりすると、棚を破壊(!)してそのままデスクは上がり続けるかもしれません。(E8 Bambooは耐荷重125kgなので相当パワーがあるのです。)
デスクの周囲には気をつけておきましょう。
昇降デスクの一般的なメリット
FlEXISPOT E8 Bambooという固有モデル のメリット(特徴、ポイント)を説明するに、まず昇降デスク全般についていえる一般的なメリットについてふれておきます。
- 座り作業と立ち作業を簡単に切り替えることができる
- 1cm単位(1mm単位)で机の高さを調整でき、各人に最適な高さにすることができる
- ① 座り作業と立ち作業を簡単に切り替えることができる
同じ姿勢で長時間作業をしているとどうしても疲れがたまってきます。人によりますが、首の痛み、肩こり、腰痛にもつながります。
座り作業と立ち作業を切り替えることにより、長時間同じ姿勢になることを防ぎ、デスクワーク特有の疲労を軽減させ、また気分転換にもなります。
- ② 1cm単位(1mm単位)で机の高さを調整でき、各人に最適な高さにすることができる
昇降デスクは、どうしても座ったり立ったりの高さ調整機能の方に目が行くと思います。
ですが、座り作業の高さという点だけをみても、通常の固定デスクと異なり、1cm単位(1mm単位)で各人にピッタリ合った高さに調整できるので非常に優秀といえます。
FlEXISPOT E8 Bamboo のメリット(特徴、ポイント)
次にFlEXISPOT E8 Bambooという固有モデル のメリット(特徴、ポイント) を見ていきましょう。
- 竹天板が和風のなごみと癒しをもたらしてくれる
- 丸型の脚柱、障害物検知機能といった安全を考慮した設計
- 最大耐荷重125kg。安定感、剛性感のある造り
- 静かで素早く昇降。デュアルモーター搭載
- ロック機能、メモリー機能といった便利機能あり。USBハブも搭載
- 十分な保証期間
- ① 竹天板が和風のなごみと癒しをもたらしてくれる
FlEXISPOT E8 Bamboo はその名称のとおり、天板が天然竹製です。
下の写真は、天板の表面と横面です。横からみた写真は竹特有の断面が確認できます。
私が自宅で今まで使用していたデスクの天板はメラミン樹脂化粧版でした。人工の硬質プラスチックのようなもので、木の模様が付けられています。
それと比べると、本物の竹で作られた天板は下の様な独特の味わいもあり、癒されます。
- 高級感
- 和風
- 自然
正直今まで竹の天板なんて聞いたことなかったので、「竹の天板なんてどうだろう?」と思っていましたが、もうすっかり気に入りました。
あと竹天板は、耐水性や耐久性に優れ、抗菌、脱臭効果もあるとのことです。
- ② 丸型の脚注、障害物検知機能といった安全を考慮した設計
下の写真が FlEXISPOT E8 Bambooの脚柱です。角がとれて丸くなったデザインです。
角がないので小さな子供がぶつかってケガしたりするリスクも低くなっているのではないでしょうか?
また、従来の角型の脚柱は、どことなくビジネス然としたイメージがありますが、丸くすると雰囲気が優しくなり自宅にも溶け込んでいる感じがします。
あと障害物検知機能もありがたい機能です。
FlEXISPOT E8 Bamboo は耐荷重が125kgです。
つまり100kg超の荷物を天板に載せても昇降することができるわけで、相当大きな力で天板を上げ下げしているのです。
上げ下げしている途中に誤って何かモノや人の体にぶつかったりしても障害物検知機能がないと、そのまま上げ下げの動きを続けようとするため、モノを壊したり、人をケガさせたりすることにもなりかねません。
その点、障害物検知機能があれば、何かに当たれば昇降の動きが止まるため安心です。(特に小さな子供のいる家庭など。)
なお、この障害物検知機能の感度は3段階で調整することができ、また機能をオフにすることもできます。
- ③ 耐荷重125kg。安定感、剛性感のある造り
FlEXISPOT E8 Bambooは2つのモーターの力で昇降を行っています(デュアルモーター)。
当然、シングルモーターのモデルよりも耐荷重 は上です。(シングルモーターのモデルは、耐荷重70kgなどです。)
耐荷重は125kgとなっており、FLEXISPOTの電動昇降スタンディングデスクで最大です。
また、非常に頑丈でしっかりとした造りです。揺れたりせず安定して使用できます。(その分、重いですが。)
一般的な座り作業で高さ(70cm)、立ち作業での高さ(100cm)、最大の高さ(128cm)で安定感を試してみました。
<座り作業での高さ(70cm)>
キーボードを意図的に強めに叩いてみたり、書き物を行ってみたりしました。
座り作業では、揺れなどの心配は全くないです。
剛性感のカタマリのような印象です。
E8 Bambooの前に使用していた、通常の固定式のデスクよりもガッシリとしているほどです。
<立ち作業での高さ(100cm)>
強めにキーボードを叩いてみたり、乱暴に書き物を行ってみましたが全く問題ありません。
立ち作業の場合、疲れたらやや机に体を預けたりすることもあると思いますが、その場合でも揺れません。
ただ、意図的に前後左右に揺すってみると、わずかに揺れます。
<参考:高さの上限(128cm)>
家具メーカーのバウヒュッテ社の「スタンディングデスクでの最適な机の高さの自動計算ページ」で計算すると、高さ128cmの机に合う人の身長は215cmとなりました!(キーボード作業の場合)
よって実際にこの128cmという机の高さで作業をする人はほとんどいないでしょう。
この高さでもタイピングや書き物ともに普通にできます。
ただ、腕を机上に置いたり、立ち作業で疲れたらやや机に体を預けたりすることもあると思いますが、そうするとわずかに揺れます。
あと、前後左右に意図的に揺すってみた場合の揺れも高さ100cmのときよりも大きくなっています。
大多数の人にとっては、関係のない高さと思われますので参考程度に。
- ④ 静かに素早く昇降
リモコンボタンにタッチするだけでスムーズに昇降できます。(タッチの感度が良すぎて、意図せずに触れてしまった場合でも昇降機能が作動してしまいます。)
昇降スピードは38msと FLEXISPOTの電動昇降デスクで最速の昇降スピードです(2021年9月末時点)。
また、昇降時の作動音も静かです。音はたしかにしているのですが、夜中でも気にならないレベルです。
- ⑤ ロック機能、メモリー機能、といった便利な機能あり。USBハブも搭載
コントローラには、高さを固定しておいて昇降しないようにするロック機能があります。小さなお子様やペットが誤って触れた場合でも動作しないようにできます。
また高さのメモリー機能があります。座り作業時の高さ、立ち作業時の高さなど最大4つまで記憶させておくことができます。自分にとって最適な高さを記憶させておけば、ワンタッチでその高さまで昇降してくれるのでとても便利です。
さらに、USB接続端子が付属しており、スマホなどを充電しておくこともできます。
- ⑥ 十分な保証期間
「脚フレーム・モーター」が5年、「その他の機器を含む部品」が2年と十分な保証期間が設定されています。
机はある程度長く使うものなので、この保証期間はうれしいところです。
FlEXISPOT E8 Bamboo | ネット上の口コミ・評判
E8 Bambooは2021年9月に発売されたばかりです。このモデルのネット上の口コミや評判はまだ多くありません。
そこでFLEXISPOT全体の口コミ・評判やE7(E8とほぼ同等の性能なので)の口コミ・評判も載せておきます
否定的な口コミ・評判
組み立てに関してはとにかく重たい、力が要るということにつきます。
引用:Amazon (注)E7についての口コミです。E7とE8Bambooとはほぼ同じ重量、構造のため載せておきました。
デスクの足に関しては、総重量はすさまじいですがパーツ単位で運んで組み立てれば一人でも大丈夫です。
ただし天板を取り付けるあたりでいよいよ本格的に重くなり一人ではもち運べなくなるため、設置場所かそのすぐ横で組み立てるようにした方がいいです。
取り付けは簡単ですが、なにせ重いです。
引用:Amazon (注)E7についての口コミです。E7とE8Bambooとはほぼ同じ重量、構造のため載せておきました。
とても重いですが、その分安定していますし微調整が国内メーカーと変わらなくコスパが良いです。
E7とE8 Bambooはほぼ同じ重量で、組み立てについても手順も同じです。
組み立て時、「重さ」に苦労されている方は多いようですね。(その分、安定していて剛性も高いのですが。)
肯定的な口コミ・評判
下のTwitterで触れられているEG1やEF1といったエントリーモデルは昇降範囲が71~121cmですが、E8 Bambooは62~127cmで、より低身長の方までフィットする設計です。↓
FLEXISPOT E8 Bamboo、めっちゃいい!
— 了🌊SWELL開発者 (@ddryo_loos) October 7, 2021
E1より下に下げれるから短足の僕でもちゃんと地に足が着く…!!
FLEXISPOT全般に対する評価です。↓
「FLEXISPOTの電動昇降デスク」は買ってよかった。
— サメちゃん🦈 (@sametyan_blog) October 1, 2021
在宅勤務でめっちゃ役立ってる。
長時間椅子に座っていて、腰が痛いなって思ったらその場で立って作業をすることができる。
適度に「立つ」と「座る」を切り替えられる。
←座る時 立つ時→#秋のFLEXISPOT祭 pic.twitter.com/NmCbZoGmwU
いい机。
引用:Amazon (注)E7についての口コミです。E8Bamboo もE7と同等の高さ調整機能、メモリー機能を備えています。E8Bambooも天板の大きさも選択可能です。
メモリー登録すればメモリーボタンを押すだけで高さ調整可能。メモリーは4つの高さを登録可能なので便利。昇降ボタンで高さの微調整可能。
天板の大きさも選択可能。
FlEXISPOT E8 Bamboo を使用してみた筆者個人の感想
これまでにも私は、在宅ワークの効率化、快適度アップを追求して……
……と、予算の範囲内でよりよい商品を購入してきました。
ですが机に関しては、正直さほど重視していなかったんですね。
「机なんてどれも大して変わらないないだろう」そんなふうに考えていた時期が私にもありました。
在宅ワークの増加に伴い机も購入したのですが、特に昇降機能などもない普通の座り姿勢のみのオフィスデスクでした。
ただその後、電動昇降デスクを他のブロガーさんの多くが絶賛していたり、国内・海外の有名企業が導入しているという話しを聞くにようになりました。
そして私の中で「電動昇降デスク」「スタンディングデスク」といった言葉は気になる存在になってきました。
そんな折に、電動昇降デスクの代表的なメーカーであるFLEXISPOT様から、製品提供のお話しをいただき、私の部屋にも電動昇降デスクを導入する運びとなりました。
重量物のため組み立てるのは大変でしたが、一度設置してしまえば、簡単に座り作業と立ち作業を切り替えれる環境が手に入ります。
首の痛みや肩こり、眠気を感じたりしたとき、立ち作業に移行することにより血流もよくなりリフレッシュでき、仕事効率もアップする結果となりました。
正直なめていました。
ワンタッチで立ったり座ったり切り替えれるということがこんなに快適だったとは!
もっと早く導入していれば…と思いました。
まとめ | 生産性アップと健康のために、FlEXISPOT E8 Bambooのような電動昇降デスクを検討してみましょう
FlEXISPOT E8 Bamboo について見てきました。
もう一度、電動昇降デスクや FlEXISPOT E8 Bamboo の特徴、ポイントなどをまとめておきます。
電動昇降デスクの一般的な特徴↓
- 座り作業と立ち作業を簡単に切り替えることができ、長時間同じ姿勢でいることを防げる。
→肩こり、首の痛み、腰痛などを減らし、脳が活性化し、仕事効率アップにつながる。 - 座っている作業だけをみても 1cm(1mm)単位で机の高さを調整できるので、各人に合ったベストの高さに調整できる
E8 Bambooの特徴↓
- 竹天板が和風のなごみと癒しをもたらしてくれる
- 丸型の脚柱、障害物検知機能といった安全を考慮した設計
- 最大耐荷重125kg。安定感、剛性感のある造り
- 静かで素早く昇降。デュアルモーター搭載
- ロック機能、メモリー機能といった便利機能あり。USBハブも搭載
- 十分な保証期間
生産性の面でも健康面でも、もっとはやく体験しておくべきでした。
この記事が少しでも机選びの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事で紹介した「E8 bamboo」↓
できるだけ安い電動昇降デスクを購入したいという人には、同じFLEXISPOTのエントリーモデル「EG1」↓
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